昨日の肉と、今日のチョコ

人生は美味しいと楽しい、それだけがいい

25歳で人生初の投票にひとりで行ってきた話

”選挙“”投票“という概念のない家だった。 封も切らずに放置された引き換え用紙が、選挙後しばらくしたら机の上から無言で消えるような家だった。 25歳にして、はじめて、ひとりで投票所に行ってきた。母はわたしが投票してきたことを知らない。 選挙や政治の…

海外で病気や事故に遭ったなら。三種の神器まとめ

3月半ばから仕事で香港にいますが、1ヶ月半目にして異国の洗礼“水あたり”。英語ペラペラでもない上に保険に入ってないのよ…という恐怖を救ってくれたのが ・世界どこでもドクター ・クレカの海外保険 ・スカイプ の3つ。まだベッドで呻いてる状況ですが「海…

でも今は、恋がしたい

ガッキーが言った。 「結婚したいと思っていた時もある。でも今は、恋がしたい。誰かのことをすごく好きになりたい。」 細かくは覚えてないけれど、そんなようなことを。 心が破裂するかと思った。思い返して咀嚼して反芻して、また思い返して咀嚼して 繰り…

ベストアンサーはわたしだけ

わたしはいつだって「きっとこれが最高に違いない」と思ってしまう節があるんだけど、多分そんなことはない。 いつだってこの世の最高を選びとろうとしてしまうけど、そもそもこの世の最高自体がきっと存在しない。 いついかなるときも、ベストアンサーはわ…

次の恋は、もう大丈夫

甘美な恋の端っこに人生は落ちていた 先月のはじめ、ふらりと入った飲食店でひとりの店員さんに連絡先を渡した いつもそうなんだけど、わたしの恋は大体パッと見の雰囲気で始まる 前髪の長さ、トップスのサイズ、飲食なのに汚れていないスニーカー、見た目と…

死ぬまで両目で愛していたい

「恋愛は両目を開けて、結婚したら目を瞑れ」と言われるけれど、できればわたしは死ぬまで両目を開けて愛していたい。 目を瞑ればこの恋は続く、と思ったけれど、目をつぶったらそれはもう相手を見るのをやめることだから、続くわけはない。相手をひたすら見…

3年と2ヶ月と28日の恋

好きだった。そりゃもう、ずっと一緒にいたかった。 でもいつかきっと好きだけでは立ち行かなくなるときが来る。わたしがわたしであるために、彼が彼であるために、ふたり一緒にいるのが窮屈なときが来る。そのときがくるまで待つのも間違いではないと思う。…

「向き合う2018」

毎年いろんな目標を立てる気がするけど、見返すことをせず3月くらいでナァナァになってしまうので、今年はまず目標完遂が目標です ・フットワークを軽くする 観たい映画、行きたい店、会いたい人、食べたいものを諦めない ・「売る」について考える 出来るだ…

キスがしたい触られたい

小さな価値観と、大きな価値観と、どちらかが合わないとして、一緒に生きるならどちらが合うべきなんだろう。 食の好みが合って、財布が同じブランドで、読む雑誌も同じ。趣味が合うというのか好みが合うというのか、それはそれで結構大事なことだと思う。 …

待つ人のいる家

社会人2年目だけど今の部署はまだ1年も経ってないから自分のことを赤ちゃん社会人と思えばかなり有能だ! ということにしてはいるんだけど、それでもそんなことは社会では通用しないので、心が日々社会の荒波にもみくちゃにされている この仕事向いてないな…

愛の終わりに

愛の終わりに向き合えるのは、終わってからずっと後のような気がする。 もう戻れない、戻らない、それが確かになったときにやっと、見つめられる気がする。 日常のなんでもない名詞をタイトルにつけがちな歌手ことaikoが歌う「線香花火」久しぶりに聞いたら…

輪郭

わたしの恋人は、自分の輪郭をよくわかっている人なんだと思う 彼は自分の幸福をきちんと知っている他人と自分の線引きが明確で、自分の幸福を真っ当に追求するそういうところがわたしにはなくて、羨ましくて、ムカついて、愛おしい 鉄腕ダッシュを見ながら…

完璧じゃなくても死なない

思えばこの約1年、予定がない限り、 平日は母の夕飯と自分のお弁当、 休日はブランチと夕飯を作ってきたけど、 買ってきたお惣菜を出したり出前にしたことはなかった。パスタだって必ずソースを作ったし、そうめんなのにおかずもちゃんといくつか作った。 冷…

昔痴漢にあった時の痴漢より許せない男の話

https://twitter.com/310_64/status/867022176284573696 このツイートを読んでどうしてもあの男の話がしたいと思ったので書きます。 タイトルの通り、昔痴漢にあった時に出会った痴漢より許せない男の話。 高3の夏休み、部活に向かう朝の地下鉄で痴漢に遭い…

仕事、どう?

仕事をしていると毎日打ちのめされる。 フェイスブックの投稿でさえ、頭から煙が出るくらい何度も何度も書き直して2割でも納得できたら良い方。 何を言いたいのか、何を伝えたいのか、どうやったらそれが短い文章で伝わるのか、文章の温度感もいまだに掴めず…

あなたの細胞ひとつさえ

高校2年の時、倫理がいちばん好きだった。でも授業で聞いたことの大半は忘れてしまって、ただひとつだけ、はっきりと覚えていることもある。 デカルトの心身二元論。 どれほど愛する人を失っても、どんなに苦しんでないて死にそうになっても、あなたの細胞ひ…

こい こひ 【恋】 《名・ス自他》

ダメだ、と思ったときにはもうダメになっている。 思い返せばわたしの恋はいつもそうだった。ちょっとずつ惹かれていくなんてことはなくて、するものではなくて、瞬間的に落ちる自動詞だった。塾が一緒だった彼のくしゃっとした笑顔。忘れられないあの人の甘…

誰のために何のために働きたいのか考えてみた

自分が何をしたらいいのかよく分からなくて、どうしたら自分にとっても会社にとっても気持ちがいい答えになるのかわからなかったけど、ずっと現場にいて最近本社勤務になった先輩に言われた言葉に非常に救われたので覚えておきたい。 めちゃくちゃに酔って据…

「鬱」というものについて

おかしくなったのがいつかは正直もうよく分からない。 大学1年の夏だったとも言えるし、ここ2ヶ月くらいとも言える。 誰かのなんでもない小さな言葉にダメージを受けすぎる性格なのだとわかってはいても、そのなんでもない小さな言葉に大きなダメージを受け…

ただあの人に選ばれたかった、それだけのこと

わたしには恋人がいます。 背が高く、必要最低限の筋肉と骨だけでできたような最高の体格で、唐突にこの世の心配をし出したり、チノパンのポケットに森永のミルクキャラメルを箱ごと入れてたりするような人です。 エスカレーターに乗っている時や信号待ちの…

好きなひとへの贈り物とラブについて

恋人への贈り物を考える時はいつもヤバイクスリをキメたかのような高揚感で浮き足立ってしまう。無論、そんなものキメたことはないけれど。 そういえばあの時もこんな気持ちだったなと思い出す。 かつての恋人に大学の卒業祝いを買った時も、今と同じように…

優しさという暴力

いまはその優しさがつらい、とかつての恋人に言われたことがある。 いまならわかる、優しさは暴力だ。 当時のわたしは、傷ついてボロボロになっているあの人がとにかく少しでも楽になってくれたらいいと必死だった。 いろんな言葉をかけたし、あの人が好きだ…

顎が外れるほどのあくびがしたい

突然だけどわたしは顎を外したことがない。 大あくびをすると「うわっあと5mmで外れるっ...!!!」みたいな顎関節の限界を感じることはあっても22年間まだ顎を外した経験がない。 majiで外れる5秒前にセーブをかけているんだと思います、だって顎外れるとめ…

重い足でぬかるむ春を行くースピッツ『春の歌』

春ってなんでこんなに気持ちがいいんだ!!!! 思わずそう叫びたくなるくらい、今日の東京は春だった。 昼休みに厚手のセーター1枚だけで明るい日差しの街を歩いたのがとても良くて、顔を寄せ合うラナンキュラスが可愛すぎて、だいたいのことがどうでもよく…

幸せになりたいのなら努力しろ

12本のバラの花束を「ダズンローズ」と呼びます。 12本それぞれに、感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠の意味が込められた特別な花束。 かつてヨーロッパの結婚式では、新郎がダズンローズの全てを誓い、新婦がその中…

鬱なら休めばいいというのはそう簡単な話ではない

同期が休職した。 その数日前、ふたりで出かけて、ご飯が美味しいと思えなくなったから明日人事に辞めるって言おうと思うんだと軽く笑いながら言う彼女に、おーおーそんなのすぐ辞めたほうがいいなとわたしも軽く笑って返した。 もしわたしがあの日彼女の決…