昨日の肉と、今日のチョコ

人生は美味しいと楽しい、それだけがいい

キスがしたい触られたい

小さな価値観と、大きな価値観と、どちらかが合わないとして、一緒に生きるならどちらが合うべきなんだろう。

 

食の好みが合って、財布が同じブランドで、読む雑誌も同じ。趣味が合うというのか好みが合うというのか、それはそれで結構大事なことだと思う。

お金のこと、家族のこと、生き方のこと。これが合わないのは結構しんどいよね。

 

でも、価値観の違いだけで別れられるんだろうか。一緒にいたい思いはどこに行けばいいの、触れてほしい欲望は何で満たせばいいの、宙ぶらりんの好きという感情はどこに落ちるの。

 

言葉は言霊だよと言われたり、

距離を置いてみたらと言われたり、

お互い本音で話したことないんじゃないって見透かされたり、

もっとだだこねてみなよって言われたり、

全部なるほどなって思うんですよね。

 

考えても考えても吹っ切って決められないのはたぶん、好きだから。好きという気持ちがある以上、終わりの決断がくだせない。

 

でももし恋人が、終わりを選ぶなら。

わたしはどうするのかな。はじめて子供みたいにだだをこねられるかな、物分かりのいいふりで頷くかな、わたしもそう思うって嘘をつくのかな。嘘はつきたくないな。

 

一緒にいたい。キスがしたい。触れたい、触れられたい。感情はいつだって理性を超えていく。